
こんなところにお店があるの?という住宅街の中、広い駐車場の奥にひっそりと小道がある。すすんでいくと、細い庭、そして全面ガラス張りの平屋を発見する。
古い民家を改装した店内は、漆喰壁と鉄で構成され、古材を使用した家具が並ぶ、落ち着いた雰囲気。店の中心に置かれた、存在感たっぷりの大きな木のテーブル、清潔感のある凛とした木の柱、その木のテーブルと柱をやさしく照らすゆるやかな橙色の灯りが印象的だ。棚には、日光の陶芸作家、郡司庸久さんや、東京は八王子の水垣千悦さんらの、趣味のよい陶器が飾られる。ていねいにつくられた空間なのが一目でわかる。大切な人とこっそりきたいような秘密めいた感じもするし、普段使いでゆったりリラックスできそうな気もする。こんな雰囲気は、ありそうでなかなかない。
小さなときから料理が好きだったというオーナーの前村さんは、一時は建築事務所で働いていたこともあったが、自分のペースで、素材を生かした料理をつくって出したいと8年前に店をオープン。テナントではなく、ちゃんと庭のある場所でお店を開きたいと思っていたところ、偶然、この古民家が見つかったのだそう。
自然の趣を感じる庭を眺めながら3か月ごとに入れ替わる玄米を中心とした「パゴダ定食」をいただくのがおすすめ。前村さんの持つゆるやかで、静かなテンポが、店にも流れている。

〒321-0932 宇都宮市平松本町241-1
TEL/FAX 028-639-1103
(ご予約のお電話は12時〜14時以外のお時間でお願い致します)
OPEN:平日 日祝12:00~17:30
ランチ:12:00~14:00※なくなり次第終了とさせて頂きます。
夜[おまかせ夜ごはん 2,200円]]:~20:30 予約制
(水、木、金、土のみ前日までに要予約)
CLOSE:日曜日・月曜日(不定休あり)
駐車場あり
http://ameblo.jp/cafe-pagoda/