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セツでウンがついた

田中藍(いとしげな佐渡編集・柿渋屋)
1998年~1999年在籍

今から20年ちょっと前にセツモードセミナーに1年通っていました。長沢節という人に会いたくて、会いたくて、自分が生きているうちに会わなくっちゃ!とセツに案内書をもらいに行った時に坂道を登った先の建物と階段にここはパリか!?とものすごい感動したのを思い出します。

その頃は文化服装学院の夜間部に週3回通いながら、朝は新宿の弁当屋でバイトして、セツは午後部だったのでのんびりと新宿御苑横を歩いて通いました。

デッサンの時はなるべくセツ先生の斜め後ろにそ~っとついて、描きながらセツ先生のデッサンを観察。休憩中に男の子の横に座り、男の子の耳をつねりながら「おまえ!なんだこれ!?プッー」と男の子と会話するセツ先生を観察したり、とにかくセツ先生を追っかけました。
 セツ先生から初めてAをもらったのが大原漁港での写生会の合評で早朝適当に描いた絵が選ばれました。その時に「この線の滲んだうんこ色がいいね!」と言われて、何も狙わずさ~っと描いたものは私には案外良いのかもしれないと気がつきました。
 ある時に授業のお話の中で「今までいろんなことをしてきたけど、自分のうんこだけはトイレで出すだけ。自分のうんこくらい自分でどうにもできないなんてね~プッー」と言ったのが衝撃的で、私が佐渡島に移住して便所のうんこの処理に悩んだ時にうんこの話を思い出し、乗り越えよう! と柄杓ですくって穴掘って埋めることができました。案外やってみるとうんこなんてたいしたことないんだなぁと。あの時のセツ先生のうんこ話は笑い話のようで深い話だなぁと今でも思います。

それから最近コーヒーっていつから美味しいと思って飲み始めたんだろう? 考えていたのですが、、バカ!!! 私!!! セツでしょうよ~とこの文章を書きながら思い出しました。休憩時間にホッシー(星先生)に淹れてもらったコーヒーは美味しさだけでなくコーヒー1杯の美の世界を教えていただいた大切なひとときでした。

佐渡島に移住して20年ちょっと経つけれど、セツエッセンスは佐渡島でところどころに息づいております。

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  1. 相田 三郎 より:

    https://www.museum.or.jp/report/932

    これを観に行ったのを思い出しました。

  2. 星信郎 より:

    藍ちゃん こんにちは。
    このセツ先生の顔素描、よく観察してましたねー。鼻の形から口元がそっくりですよ。シンプルですね。

    先生のうんこ談義は、皆んなにとって忘れ形見ですね。ぼくも昔に、びっくり感心したことがありました。それはセツの職員みんなで、山梨県の小さな湖水、四尾湖に一泊旅行したことがありました。湖水の宿に着いて、早速その辺りの山道を散歩に出かけようとした時のことでしたが、セツ先生は宿から借りて移植べらを手にしていたのです。??? これがあれば、いつどでも、どこでも、穴を掘ってウンコができるよ、ということでした。 しかし、誰にもその機会はありませんでしたが。

    ぼくは今でもコーヒーを淹れる時だけが大真面目ですよ。いつかは一度、佐渡へ渡ってみたいなぁ、と思いつつも、なかなか行けないでいます。ホッシーより

    • 田中藍 より:

      ホッシー! 
      コメントありがとうございます。
      イラストもお褒めいただき、、、嬉しくて嬉しくて飛び上がりました。(イラスト、、1枚試しにセツ先生を思い出しながら書きましたが、その次からは全く似てなくて、、、1枚だけかけました)
      うんこ談義はみんなにとっての忘れ形見!!!ホッシー先生からのうんこ話も最高です。
      たくましさは人として大切なんだなぁと改めて思いました。

      ホッシーの淹れるコーヒーがまた飲みたいです。
      佐渡の山の中の廃校の教室をカフェにしてみたので、佐渡へ流されてコーヒー淹れてもらいたいなぁ。
      コロナがコロったら、1日ホッシーカフェを佐渡で!!!お願いいたします。
      ご招待するのでぜひ!
      新幹線で新潟まで来たら、あとは船に乗るだけ!海を渡るだけ!
      ホッシーファンが佐渡に結集しますよ〜〜〜〜〜

      藍より

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