
さつえいしたひと
やっぱり写真に人ありき!な楠本哲義さん(長崎市矢の平在住)
時々 大村湾沿いの電車に乗りたくなる。穏やかな海岸線に沿って続くローカル路線は ちょっとした旅人気分を味わうことができる。向かい合った座席でわいわいとおしゃべりを楽しみながらはじまった7月撮影会。車窓に大村湾が広がると 「わ~!」と 大きな歓声があがります。待っていました みんな 海の登場を。海は空の鏡。真っ青な空と深い蒼色の海。ほどよい風が吹き 窓を開け放したくなります。窓際にはカメラが並び 走る光景に心が踊る。空や海を見ることは 心を浄化してくれる作用がありそうです。この光景に会うために 始発の長崎から乗車し 海側の座席を陣取ります。ひとりで乗車したときも やはり そっと窓越しシャッターを切る。旅行に行くのは なかなか難しいけれど 大村湾沿いの電車の旅なら 数時間で行って帰って来れる。すぐにホームシックになってしまうわたしには このくらいの小さな旅がちょうどいい。で いつもの「長崎いいよなぁ~。」と ふりだしに戻ります。