
さつえいしたひと
みんなのステキな表情にドキッ♡な山口和樹さん(西彼杵郡長与町在住)
多くの古い建築物や被爆遺稿など<時を越えた希少な証言者>たちが いつのまにか失われるという歴史は 長崎でも繰り返されています。そんな中 少し前から路地裏に残る町家を保存していこうという動きがはじまる。町家の格子の向こうには 現代の庶民の暮らしがあり 家は人と生き続けている。建物も呼吸をしています。30年ほど前は まだたくさんの町家と呼ばれる木造家屋がありました。家には 愛着があるのでできれば住み続けたい。しかし個人の力で古くなった家を維持してゆくのは困難。そして段々と町家が姿を消していっている。大きな観光資源と別なところで 活き活きとあり続ける市井の姿を残していくための行政の支援は 素晴らしいこと。手遅れになる前の取り組みに 心からエールを送りたいです。先日 町家で和装撮影会を開催しました。初めてなのに この懐かしい感じ。暮らす人びとの様子は変わっても 町を愛する気持ちは変わらないのだと感じました。特別なものがなくても 訪れた人たちの心に残るこの町であれば と願います。