

さつえいしたひと
モデルさんに感謝・松田めぐみさん(長崎市立山町在住)
長崎市のメインの商店街のお隣にある夜の歓楽街・銅座町界隈は 暗渠の上に浮かぶ街。戦後の混乱の中 数多くの闇市が行き場をなくして たどり着いた場所でもあります。とにかく古い建物が多い。傾きかけた木造3階建てや解体途中で時間の止まったままのコンクリートビル 上を見上げると青空に網目を張る電線 競い合うような色とりどりの看板 入り組んだ路地を縫うように興味深い光景が続きます。都市計画のもと 数年のうちに この街の暗渠取り壊しが始まるとのこと。混沌とした異空間へ足を踏み入れることができるのも あと少しとなりそうです。街の風景も変わりつつあります。ましかくのインスタントカメラで切り取った レトロPOPでたのしげなポートレートも 「いつか見た風景」になるのかと思うと なんともセンチメンタルな気持ちに包まれた日曜の朝でした。