

さつえいしたひと
フィルムカメラで街をきりとる・楠本哲義さん(長崎市矢の平町在住)
オランダ坂を登り 活水学院へ撮影会に訪れました。1920年代に建てられた校舎は 長い間生徒たちを静かに見守っていたことを感じさせる風格が漂います。特に建築家ヴォーリズによる琥珀ガラスの光溢れる小チャペルは圧巻。皆言葉を失うほどに 心奪われました。当時の生徒たちが作った木製の教卓や長いすなど 修繕をくりかえしながら今も大切に使われていると聞き より感慨深いものが。通常は 学院内に入ることができませんが レンガ塀越しに赤い三角屋根の学院を望むのは なんとも長崎らしい光景なのです。