

さつえいしたひと
カメラといつもの街を行ったり来たり・長畑姫子さん(長崎市在住)
8月9日長崎に原爆の落とされた日の朝 毎年 平和公園を訪れるフォーカスチーム。緑に囲まれた丘周辺には いくつかの被爆遺構がひっそりとあり その惨状を今に伝える。この日祈りを捧げるために集まる高齢の被爆者たちは 祈念像を前で涙を拭う。その姿に 次の世代へ この人たちの声を伝えることがわたしたちの使命なのだと痛感させられる。わたしたちは 戦争を知らない。しかしこの瞬間にも 世界のどこかに戦火に泣いている人がいることを忘れてはいけない。今 できること 考えること やめてはいけないと思う70年目の夏である。