岡山県の早島町で
325アトリエという名の小さな小さなShopを

かまえさせていただいております。

325アトリエ

3、4人入ったら定員オーバーサイズな小屋なのです*


昔はそこで制作をしながら作品を販売していました。
今は資材が収まりきらないので展示販売のみなのですが
やはりあのスモールサイズが落ち着きます。


今回はそんなアトリエができるまでのドタバタ話にお付き合いください。

 

元々は祖父の釣り道具小屋だったのですが、他界してからは開かずの間。


思い出もあるからそっとしておこう・・・と思っていたけれど、やっぱり我慢できなかった私。祖母のOKを貰った次の日から大改造START!


山のようにある 釣竿や釣り道具。
そして天板無し、内壁無しの骨組みのみの建物。それはそれは過酷な状態。


おまけに、昭和50年と記された漬物つぼがゴロゴロ出てくる出てくる。


巨大なクモやムカデさんとも何度も遭遇!
キャーキャー悲鳴を上げながらやっと内壁工事に取り掛かりました。


知人に内壁だけ入れてもらい、古さとサイズ感をいかしたかったのでそれ以外は手を加えずペンキ塗りになんとか入ったのです。

325アトリエ

ここで、私のおっちょこちょいが後の大問題へと・・・
10日かけて塗り塗りの日々。
8日目あたりから体調を崩し目まいがしてきたのです。


おかしいな~あまり無理してないのにな~
なんと、買ってきたペンキが・・・外壁用だったのです!
それに気付いたのは塗り終えてから(笑)


2週間近く、窓や扉全開でも 匂いは取れません。
小屋だけでなく、机や椅子までも塗ってしまっていたもので
外壁用塗料の強~い匂いが部屋中に充満!
でもそんな事で諦める事は出来なかった・・・


1日居座ったら 2日空ける。そんな日を繰り返して1ヶ月。

10日かけて塗り塗りの日々。
なんとか匂いも気にならないように。
そこからはも~~~天国***


今までは、部屋の一角で作業を細々としていたので
この小さな小屋は、私にとって贅沢の何物でもありませんでした。
ある時は親友と2人で寝泊りしてみたり、
幼なじみと夜な夜な語り合ったり。
もちろん!チクチク作業がはかどるはかどる!
楽しくてたまりませんでした***
そのお陰ではじめての個展を開く事も出来ました。

13年経った今でもペンキはびくともせず綺麗な状態


今思うと意外に外壁用で良かったのかも(笑)


おじいちゃん、おばあちゃん

ありがとうね。

 

余談ですが、屋根の瓦は母屋より立派な瓦だそうです***

325アトリエ