土鈴
日本の各地で神話や民話、土地の伝統や風俗を伝える郷土玩具として、また干支や神様をかたどった縁起物として古くから愛されてきた土鈴や土人形。作る人の手の跡を感じる丸みと土のぬくもり、カラコロと素朴な音色になんともいえない懐かしさを感じます。
中山道六十九次の木曽路十一宿のひとつ、江戸の情緒を残す町並みが印象的な奈良井宿の中ほどにある藤屋では、愛嬌とユーモアが溢れる生き生きとした表情の土鈴や土人形が並びます。こちらはすべてご主人の中西康二さんが、石膏で作った型に粘土を詰め、整形から乾燥、焼成、彩色を一人で行うオリジナルの品。東京でサラリーマン生活を送りながら木工や作陶をしていた中西さんは、40歳の時に奈良井の父方の実家で本格的に郷土玩具の制作を始めました。以来40年近く、題材や形式は古来のものに準じながら、原型から彩色まで、時代に合わせた新作を生み出し続け、失われゆく郷土玩具の魅力と楽しさを今に伝えています。
おとぎ話シリーズ (写真左から 金太郎 桃太郎 浦島太郎 いずれも高さ8㎝)
価格:桃太郎 2,200円 金太郎/浦島太郎 2,100円(税込)
※ひとつひとつ手作りのため、量産ができません。在庫状況は藤屋まで。
中山道中奈良井宿 手作りの店 藤屋
〒399-6303 長野県塩尻市奈良井420-1
TEL/FAX:0264-34-3609