子育てが終わってから骨董屋巡りを始め、ハナミズキが咲いていた自宅で、器や暮らしの道具を実際に使ってもらいながら売るスタイルのお店を開いた吉本千秋さん。2009年に京都三条の古い鐵工所跡に移転後は、その鉄錆の景色に魅せられ、以来ジャンクスタイルアンティークの先駆けとなりました。ご実家近くの北野天満宮の店舗を経て、現在は自宅を改装し、予約制でオープンされています。鉄の錆や凹み、布のほつれやレースの染み…… 直向きにご自身の審美眼のみで集めてきたものたちの作る景色の格好良さ、唯一無二の存在感に触れると、暮らしやものの見方の幅が広がる気がします。

今回はHANAMIZUKIさんから、リネンクロス、木皿、レースの敷物をそれぞれ各1名、計3名さまにプレゼントします。使い方は自分次第。生活の一部として取り入れてもよし、本来の使われ方とは全く違うものに見立てるのもまたアンティークの醍醐味。染みや欠けは其々のモノたちが経てきた年月の味わいとして、その景色をお楽しみいただけたらと思います。どうぞご自分の感性で遊んでみてください。