201910

中嶋寿子さんの陶ブローチ「砂の花」(3名さま)

2009年女子美術大学芸術学部工芸学科陶コース卒業後、金沢卯辰山工芸工房に入り、現在、石川県白山市で作陶をしています。手びねりや石膏取りをした型を用いた方法で作品を制作し、個展等を中心に作品を発表しています。

「高校生の時に陶芸に出会い、高校、大学と作品制作をつづけ、他者に作品を見てもらう機会も増える中でひとつつくるとまた次につくりたいものが生まれるので、自分のその思いに従ってきたんです。陶芸家になろう、と決意したというよりは、結果的に、作品を見てくれる周りの人々が、自身を作家に育ててくれたと思っています。 素材を力づくで操作しようとしないこと、他者が作品を見たとき、そこに見る側の世界観を投影できるような空気感をもつ作品の制作を心掛けています」 と中嶋寿子さん。

自然の一部、欠片のような、植物の断片のような印象のブローチ。中嶋さんの作品は、どれも長い間大切に使われてきた、上品な古いものにある深い味わいがあります。

今回は砂の花シリーズの中から「きく」「おおぎ」「はね」をそれぞれ1名、計3名の方にプレゼントいたします。

 

-砂の花-

胸の片隅に密やかに咲く砂の花。
植物や生き物、日常の断片から見つけた形を陶のアクセサリーにしました。

中嶋寿子

1986 神奈川生まれ
2005 神奈川県立上矢部高等学校美術陶芸コース卒業
2009 女子美術大学芸術学部工芸学科 陶コース卒業
2011 金沢卯辰山工芸工房修了
現在 石川県金沢市在住
HP: https://cargocollective.com/toshikonakajima

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