20158

「うなぎの寝床」のおすすめ 来民渋うちわ仙扇(5名様)

筑後地方・九州のものづくり(衣食住問わず)を中心に近隣の場と人の魅力を発信する、地元だから出来る「作り手」と「使い手」を繋ぐアンテナショップ「うなぎの寝床」店主の白水高広さんに、夏のおすすめアイテムを聞いてみました。

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前からいい団扇を探していたのですが、なかなかいいものに出会うことができず、ようやく出会えたのが「来民渋うちわ」です。熊本県の伝統工芸品として認証されており、県北の山鹿市の東部に在る鹿本町来民(かもとまちくたみ)で作られ、京都や丸亀とともに団扇(うちわ)の三大産地とされてきました。慶長5年(1,600年)、四国丸亀の旅僧が一宿の謝礼として団扇の製法を伝授したのが来民渋うちわの始まりといわれています。創業はおよそ380年前、肥後の国山鹿郡は、当時より楮(こうぞ)の木(製紙の原料)の産地とし有名であり、山鹿灯籠を製作する堅牢なる和紙の産地であり、加えて竹林繁茂という土地柄もあり、当時の藩主細川候が渋うちわの製造を奨励し、この地の主要産業になっていきました。

持ち手の竹材は阿蘇外輪山(鹿本郡内)の山林に繁茂する7寸以上の真竹。扇部分は、手漉きの和紙に生麩糊。柿渋、ワニス、うるし、染料で仕上げています。柿渋を塗ることにより、和紙をコーティングする役目と柿渋に含まれるタンニンの働きにより防虫効果があり、丈夫で長持ちするうちわに仕上がります。年とともに色合いが深みをおびていきます。

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今月はこちらの「来民渋うちわ 仙扇」を5名の方にプレゼントいたします。

 

 

サイズ:タテ370×ヨコ255mm

うなぎの寝床

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