201512
金沢でギャラリーをしていた頃から、日本家屋の中で季節ごとに花を活けて見立ての美を楽しんだり、つくり手から生まれたものを通して人と人、人とものに出会える空間を作りたいと思っていた舟見有加さん。須恵器の系統を継ぐ珠洲焼作家の篠原敬さんと一緒に珠洲に暮らし始めてまもない頃、明日取り壊すといわれた物件と出会い、この場所に暮らしの中に美しいものが生きる力を感じたそう。ここから小さな幸せを持ち帰り、ふとした時にまた帰ってきたくなるような場所にしていきたい、そんな思いでお店を続ける舟見さんに、新年を迎えるにふさわしい、とっておきの器をご紹介いただきました。
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金沢のギャラリー時代に作家さんから初めて「作品を観て欲しい」と言われたのが、鎌田克慈さんとの出会いのきっかけでした。彼の器は乾漆(麻布を生地にして、漆を何層にも塗り重ねる)なので丈夫で軽く、フォルムがとても柔らかいのが特徴です。底の部分には木の生地が入っているので、軽いけれど持った時に安心感があり、たおやかな印象の器です。美しく深みのある漆は、お正月のハレ器や日常の器としてももちろんですが、飾り盆のようにしつらえに使っていただいても素敵ですね。研磨剤が入らない洗剤以外のもので、普通の器同様にお手入れしていただけば大丈夫。食洗機や電子レンジは避けてくださいね。
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今月は、こちらの鎌田克慈さんの「スープ皿」と「飯碗」をそれぞれ1名の方へプレゼントします。
サイズ:スープ皿 Ø24 x h4.8cm / 飯碗 Ø15.5 x h6.2cm
〒927-1233
石川県珠洲市若山町出田41-2
Tel/Fax: 0768-82-3960
OPEN:10:00~18:00(10月のみ~17:00)
5月~10月の金・土・日曜日
※企画展開催中 無休
CLOSE: 月~木曜日 ※但し企画展開催中 無休11月~4月 冬季休業
HP: http://f-asobi.com/