20161
大手の生活雑貨店に8年勤務の後、6年前に「ロク」をオープンした橋本和美さん。ご実家の金物問屋で使われていたという什器が昔のものづくりの質実剛健さを伝え、落ち着いた店の空気にぴたりと馴染んでいます。独立前に思い描いていた通り、ご自身が長く愛用して使用感や長所を知り尽くした物だけが置かれた店内。民芸の器を中心に、茶こしやタッパー、洗濯バサミやタオル、ペン、テープカッター、ファイルなど、よく買い替えるのでつい適当なものを買ってしまいがちな日用品は、どれも美しく機能的でリーズナブルなものばかり。一点一点に添えられた手書きの説明書には、メーカー(または産地)と商品の特長が簡潔に丁寧に書き記され、物と作り手への尊敬と愛着を感じます。
特別なものや目新しいものを探しに来るというよりは、普段の暮らしに必要なものを揃えたり、買い替えたりするときに立ち寄ってもらえるようなお店にしたい、という橋本さんがこの季節おすすめしてくださったのは、伊賀焼土鍋。伊賀の土は粗くて多孔質なため蓄熱性が高く、一旦鍋が温まると熱を逃がしにくいそうです。食材にじんわりと熱を伝えるので煮込み料理に適し、追い火をしなくても食べ終わるまで温かいため、カセットコンロを使う必要がありません。適度な高さがあってしっかりとした取っ手は、握りやすさだけでなく蓋を逆さに置く時にも便利。美しい飴釉がどんな食材も引き立ててくれて、使い込むほどに味わいも深まり、質も安定していくので、ぜひお手入れをしながら長く楽しくお付き合いください。と語ってくれました。
今回は、こちらの伊賀焼土鍋を2名の方にプレゼントいたします。
サイズ:土鍋 飴色 8寸(φ24~25cm 2~3人用)
〒606-8392
京都府京都市左京区聖護院山王町
18番地 メタボ岡崎101
Tel/Fax:075-756-4436
OPEN:11:00~19:00
CLOSE:水曜日
HP: http://www.rokunamono.com