20166

西山芳浩さんの角小瓶(3名様)

函館、諏訪、播磨、など様々な土地の硝子工房で学び、現在は金沢で10年以上にわたり吹き硝子の制作をされている西山芳浩さん。自ら金属を溶接したり旋盤をかけて型を作り、その型に熱してドロリとなった硝子を吹き込んで作る「型吹き硝子」という技法で、端正な中にも独特の揺らぎと、骨董のような深い味わいのある作品を作られています。

硝子の魅力は、素材の持っている液体感。型に入れてもきっちりとならない、流動的な動きがどういう形に仕上がるのか想定しながら作っているそう。「器の外側と内側の線をどちらも見せることができるのは硝子の大きな特徴で、扁平な作品ほど面白さが出ることがある。計画するのでもなく、偶然に頼るのでもなく、硝子と触れ合うなかで生まれた魅力的な形を探り、拾い、どう作品に生かすかを考えるのが楽しい」と語ってくれました。そんな西山さんが作る角小瓶は硝子の魅力が小さな形にきゅっと詰まっています。口から肩にかけてラインにやさしさと温かみを感じ、金属のような硬質感とゆらゆらと揺らぐ液体感が同居して、いくら眺めていても飽きません。

今回はこちらの角小瓶を3名の方にプレゼントします。一輪挿しにしたり、口幅に合わせたコルク栓を作って好きな飲み物を入れたり、自分なりの使い方を発見してみてください。

 

サイズ:幅60mm 高さ120mm 奥行25mm 程度

西山芳浩

1979年 愛媛県生まれ
1997年 グラススタジオイン函館 スタッフ
1998年 SUWAガラスの里 スタッフ
2001年 播磨ガラス工房 インストラクター
2004年 金沢卯辰山工芸工房 研修者
2007年 金沢牧山ガラス工房 スタッフ
2009年 金沢市にて制作

今月のプレセント