Style-Hug Galleryは展示会期のみ開催しているギャラリーです。古いマンションの2F、階段を上がって突き当りの木製枠のガラスの扉が入口で、原宿とは思えない静かな空間でゆっくり展示を見ることが出来ます。毎回、次の展示を楽しみにしていましたが、今回念願叶い伺うことができました。

「日中は太陽の光がきれいに差し込むので、この場所に決めたんですよ」と迎えてくださったのはStyle-Hug Galleryの尾関倫衣さん。ギャラリーのいたる所に、すてきなディスプレイが施されています。

10月7日～10月13日の展示は「棚橋祐介個展」。棚橋さんは岐阜で作陶されている陶芸家です。アンティークの大きなテーブルや窓際に展示されたうつわ、豆皿、カップ、蕎猪口、高盃、椀や花器と今回の展示はたっぷり400点以上。

「柿渋やどんぐりのへた、栃の実の渋などの植物や、お茶の葉などで貫入に色付けするとひとつひとつ違った表情を見せてくれるんですよ」と棚橋さん。

まるで時を重ねてきたような、美しくて繊細なフォルムは丁寧な暮らしを心掛けるようにと背筋が伸びるようです。自分で使うのはもちろん、誰かにプレゼントしたくなる作品です。

今回は何をのせてもごちそうに見える「長八角皿」貫入が強め、またはほんのりをそれぞれ1名さまにプレゼントいたします。少しずつ貫入を育てるのも楽しんでください。

サイズ:約15.5cm×約22cm