202411

中ノ畑窯のオイルランプ(2名さま)

大阪府高槻市の山間、樫田地区・中畑で、やちむんの技法をベースに、日々の暮らしに寄り添う器を作り続けている佐藤央巳さんと友美さんご夫婦。沖縄・北窯で修行を積んだのち、土作り、釉薬作り、薪作り、窯焚き――など、土が器になるまでのさまざまな作業に適した土地を探し求め、たどり着いたのが、風が心地よく抜けるこの場所でした。工房からは日々、素朴でありながら深みと温もりを感じさせる器が生まれています。

このオイルランプは、あるときお二人が古い陶器製のランプに出会い、「作ってみたい」と思い立ったことをきっかけに誕生しました。両手で包み込めるほどの小ぶりなサイズと、ころんとした丸みのあるフォルムが愛らしく、陶器ならではのぬくもりを感じる優しい質感が特徴です。灯りをともすと広がる光が空間をやさしく照らしてくれます。地震や台風などで停電したときにも役立ったというこのランプは実用性も高く、食卓やキャンプなど暮らしのさまざまな場面で活躍しているお声が届いているそうです。

今月は、中ノ畑窯のオイルランプを2名の方にプレゼントいたします。いよいよ寒さが厳しくなるこれからの季節、柔らかな灯りでほっと一息、心地よい時間を過ごせますように。

 

 

【オイルランプ取り扱い上のご注意】
・本製品はロウソク同様裸火となります。換気のよいところでご使用ください。
・使用中は本体も熱くなっている可能性がありますので、やけどにご注意ください。
・使用中はそばを離れないよう、火災にご注意ください。
・使用しないときは必ず中の燃料を使いきるか、別の容器に抜き取ってください。
・周囲に燃えやすいものがなく、安定した場所でご使用ください。
・子どもの手の届かないところで保管・使用してください。
・適切な炎の大きさでご使用ください(芯の出具合で調節できます。5ミリ程出して使用していただくとよいと思います)。
・パラフィンオイルを使用してください。灯油・ガソリンなどパラフィンオイル以外の燃料は絶対に使用しないでください。

中ノ畑窯

大阪・高槻の山間部で生活と隣り合わせで『日々のくらしにそっと添うようなうつわを』と健やかな陶器を目指して日日つくっています。土や釉薬の原料、薪(主に間伐材を利用)はできるだけ身近の自然からいただいたものを使い、薪窯で焼成しています。

【出展情報】
くらしの工芸展 
日時:2024年11月21日(木)~11月26日(火)
   10:00~20:00(最終日18:00まで)
会場:さんちかホール(さんちか3番街ホーム&ライフ内)
   兵庫県神戸市中央区三宮町1-7

今月のプレセント