202311

ギフトショップのせ 能勢春香さんの白い器(3名さま)

京都府綾部市の山里に暮らし、作陶している「ギフトショップのせ」能勢春香さん。大学を卒業し、一度は会社勤めをしたものの、何かつくる仕事がしたいと瀬戸窯業高校の陶芸専攻科へ入学。卒業後は埼玉県で陶芸教室に勤務しながら各地のクラフトフェアに出展していましたが、木工作家である夫・貴臣さんと結婚後は綾部に移り住み、里山で暮らしながら生活のなかで使いたいものをつくられています。

制作のなかで大切にしているのは、粘土と自分、釉薬、窯、炎、との共同作業であることを忘れないこと。手を動かすとそれに応えてくれ、柔らかく自由に形を変えて寄り添ってくれる優しさ、さらに窯に入れて炎で焼きしめれば器として永続的に使える、そんな懐の深い粘土の力を尊敬しているそう。食べることやおいしいものが好きだという能勢さんがつくる器には、どこかほっとする温かさがあり、いつものごはんもハレの日のごはんも受け止めてくれる安心感があります。

近ごろ挑戦しているのは、これまで退屈そうだと敬遠していた白い器をつくること。ひとくちに白といっても好きな白色に出会うのは難しく、器によって出したい白色が異なるため少しずつ釉薬を変えて試作を繰り返し、その面白さにはまる日々だとか。器にのせるものの持ち味が素直に現れるように、暮らしの仲間として日常の中でたくさん手にしてもらえるように、と願いながらつくられているそうです。

今月はそんな能勢さんの白い器シリーズから、口当たりの滑らかなマグカップ、料理が美味しく見える余白を意識した丸皿、切りっぱなしのラフな歪みを生かした型皿を、それぞれ1名、計3名の方にプレゼントします。温かな白の器で、冬の食卓を楽しんでください。

 

ギフトショップのせ


HP: https://giftshop-nose.com/
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