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十年ほど前に出会った沖原紗耶さんの竹杓文字は、薄く繊細に削り上げられているにもかかわらず、長年毎日使っていてもカビやひび割れもなく丈夫。お米を潰さずに掬うことができ、おこげもきれいに剥がせるすぐれモノです。土鍋でご飯を炊くのが、いっそう楽しくなりました。
今年2月、京都・分室カスタドでの沖原さんの個展にお邪魔しました。ご店主の林さんも、沖原さんの竹杓文字を十年来愛用されてきたお一人。「見た目で惚れて買い求め、使ってより一層惚れた道具です。持ち手の太さ、頭の先がクイっとちょっとだけカープしてよそいやすい。『美しいなあ』とご飯を盛りつける度に思うのです」と書かれたご紹介のことばに、その通り!と思わず相槌を打ちました。
沖原さんは山梨の山村に移住して17年。水と大地に恵まれた静かな環境で、畑と棚田を耕して自ら食べるものをつくりながら制作を続けています。自ら竹を伐って素材を吟味し、ひとつひとつ丁寧に削り出してつくるカトラリーは日々の暮らしへの真摯な姿勢がそのまま伝わってくるような清々しさ。まっすぐに見える竹ですが同じものはなく、それぞれの個性を活かすことにカトラリーづくりの楽しさがあるそう。縄文時代から親しまれ使い続けてきた竹が、これからも暮らしの傍にあり続けることを願いながらつくられています。
今回は、そんな沖原さんの竹杓文字を2名の方にプレゼントいたします。凛として美しく、手に滑らかに馴染む竹の道具の使い心地を、楽しんでください。
サイズ:19cm
お手入れ方法:使い終わって水につけてお米をこすり取り洗い終わったら、水気を拭き取り、風通しの良い状態で乾燥させてください。
1977年生まれ。看護師として働いたのちに、長野修平氏のアシスタントを1年半経験し、2007年より山梨に移り住む。『食べる』にまつわることに特に興味があり、自分の手でできることをできる範囲でやりたいと、日々フル回転で身体を動かしています。
土と空
上田裕之による鉄をはじめとした金属の作品と沖原紗耶による竹のカトラリー制作と暮らしの場を「土と空」と名付け、自給農も実践中で体験できる場を作っていく途上です。
■クラフトフェアまつもと
2024年5月25日(土)、26日(日)
HP: https://tsutitosora.com/
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応募期間(2024年5月1日(水)~5月31日(金))
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