news letter 「住まいと健康」を考える 東賢一

WHOの報告書「健康的な環境による疾病予防」

この報告書は、2016年にWHOから公表されたものです。このたび、国立保健医療科学院が、WHOの許可を得て、日本語に翻訳した日本語版を公表しました。以下のサイトからダウンロードできます。

https://www.niph.go.jp/publications/

この報告書では、全世界の全死亡者の23%が環境に起因しているため、疾病に起因する環境要因を減らすことができれば、世界的に疾病に対するリスク要因を大きく削減できること、有害な環境からの曝露(気候変動や室内空気汚染)、不十分なインフラ、労働環境の悪化など、環境がさまざまなかたちで健康に直接的な影響を及ぼしていること、5歳以下の小児と高齢者が最も環境の影響を受けることなどを報告しています。

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