• 高橋麻帆・中川智映子<br> 写姿 Utsushi

     

    中川智映子は果物や食物、陶磁器などの静物を布と糸を用いてそのまま写すように模写し、それを「繍芸」と呼びました。高橋麻帆は金沢にて古書籍商としてヨーロッパの書籍、図譜を扱いつつ、多くの人びとに書籍の価値を紹介してきました。このたび彗星倶楽部の展示では植物図譜を手始めに中川が手掛けてきた本を含む作品と高橋麻帆書店の書籍をご紹介しています。

    • 高橋麻帆 古書籍商

      1978年京都生まれ。ドイツ文学を学んで学位をとり研究者をこころざすも、古い資料に夢中になり、2016年古書籍商として開業。
      活字と版画、今は失われた技術で作られた印刷物、人の手で限定的に綴じられた書物のことばかり考えている。

      中川智映子 繍芸家
      1951年福井市生まれ。子どもの頃から刺繍、編み物、パッチワークキルト、人形制作に親しむ。
      1995年第12回ハンズ大賞入選。2004年第9回家庭画報大賞・佳作入賞
      2019年 初個展 cafe & Gallery ミュゼ(金沢)
      2020年「きのふいらつしつてください」彗星倶楽部(金沢)
      2023年 甲府ミュージアムハウス (甲府)