松山三津「旧濱田医院」Crelo(クレロ)を訪ねて

愛媛県松山市住吉2丁目

松山三津「旧濱田医院」Crelo

伊予節に「伊予の松山 名物名所 三津の朝市 道後の湯 おとに名高き五色そうめん、、、、、、、、、ちょいと伊予かすり」と松山花柳界の座敷唄に登場する三津。
今も松山市の台所である三津魚市場は、かつて松山藩の保護により瀬戸内屈指の魚介類の集散地として、この町の繁栄を支えた。港が一番栄えたのは大正末期から昭和5、6年(1930、31年)頃。

大正12年(1923年)その頃、産婦人科の「旧濱田医院」は木造2階建て擬洋風建築として誕生したのである。
1階は受付・調剤室・待合室・診察室・分娩室・手術室・廊下等、裏は和風住居スペース・畳の間一部屋他・和風庭園。2階は階段室・入院患者の病室・畳の間三部屋・他。
内科・産婦人科医の濱田徳次郎氏によって昭和47年(1972年)まで産婦人科として使用。
(2015年)リノベーション、(2016年)シェアショップオープン(ショップ・ワークショップ・オフィス)
1階 101 古着屋・102三津浜町家バンクミツハル・103 Crelo(クレロ)・104 三帆堂
2階 201 studio1125・202 えひめインテリア・ポート・203 Atelier朔(さく)

(2023年)3/19New Open crelo_financier “コウチャとフィナンシェ”
伊予鉄道「三津駅」から歩いて10分、ふらっと寄って、ほっと一息 淡いグリーンとホワイトのツートンカラーが素敵な103号室を訪ねる。間の雰囲気がとても良い。 
大正時代の照明器具をそのままに、レトロでノスタルジックな心地よいお部屋。
お店はテイクアウト専門店なので、イートインスペースがないので、前庭のパーゴラで、いただくことができた。

この格調高い建物が、100年という時間の流れを越えても、決して古くさくならない正にクラシックモデルであると言えよう。