福島のこと

日本のマスコミが全く報道しないので、福島県の富岡町でひとり残って牛、ポニー、犬、ネコ、ダチョウの世話をしている人がいる事を知りませんでした。
アマプラで「ナオト、ひとりっきり」を観て、その後を追った「劇場版ナオト、いまもひとりっきり」を最終日に駆け込みで観てきました。

劇場版ナオト、いまもひとりっきり

「アンダーコントロール」とか「復興五輪」とか言われていましたが、全くそんなことはないし、帰還困難区域が徐々に解除されているけれど、町に戻る人は少なくて、富岡町は復興なんてまだまだ言えない状態です。
今年、夜ノ森の桜並木では12年ぶりに桜まつりが行われ、たくさんの方が桜を見に訪れている映像をニュースで見ました。けれど、映画の中では桜がきれいに咲いても人がいない異常な風景が映し出されていました。
「ナオト、ひとりっきり」でいろいろ考えさせられました。「ナオト、いまもひとりっきり」ではナオトさんと半谷さん夫婦(ナオトさんにポニーと牛を託し、後に富岡に戻ってくる)のことばに衝撃を受けました。
そしてそれがより福島と原発を考えるきっかけとなりました。
最近は電気代が高騰して原発再稼働に気持ちが動く人も多くなってきていますが、福島のことは忘れてはいけないと思います。

「ナオト、いまもひとりっきり」は現在大阪で上映されています。
アマプラが見られる方には「ナオト、ひとりっきり」を観てほしい。
それが福島と原発を考えるきっかけになれば、と思います。