兵庫県姫路市
姫路の家のチルチンびと取材の後、皆で姫路城を訪れました。天守までの道のりは迂回を繰り返し、さまざまな角度からの天守が現れるようにランドスケープデザインされています。ダイナミックなシーンが次から次へと現れ、見所が満載です。
その一つ、瓦紋と呼ばれる装飾文様。あちこちの軒瓦には時の城主の家紋が使われています。両側は五七の桐で木下家定、中央は揚羽(アゲハ)蝶で池田輝政の家紋とのことです。蝶紋のデザインは古く平安時代までさかのぼり、平家一門が使用したとあります。
こちらは、ずいぶん以前に訪れた岡山備前市の閑谷学校で見た備前焼の軒瓦。蝶のデザインに驚いた記憶が蘇りました。池田輝政の孫にあたる岡山藩主池田光正によって創建されており、納得しました。それにしても蝶を文様にしてしまう日本人のデザイン感覚に脱帽します。