すぐ近くで打合せがあり、約30年ぶりに訪れました
長谷川逸子さんがコンペで勝ち取ったのが1986年、完成したのが1990年
バブル経済が1986年から始まり、破綻したのが1991年
時期が重なる事、その独特な形態から、
お金をかけた恣意的なデザインの、バブル時代の象徴と思う方も多いかもしれませんが
それは違うようです
箱ものを作るのではなく
建築前の「原っぱ」だった敷地の再現をイメージされていたようで
機能の大部分を地下に設けています
球体部分を形作る現代の技術と共に
瓦や左官といった、職人による手仕事も見られます
よく見ると、パンチングメタルや家型の構造物が
陽射しや雨風を遮る樹木や屋根に見え、広場の中央には焼瓦で作られたせせらぎがあります
また、市民参加を取り入れ
市民との打ち合わせの中で設計を進めたようです
残念に思ったのは、痛みが目立つこと
せせらぎや池には、水が無いことなど
やはり維持管理には費用がかかりすぎるのでしょうか・・・