松風荘

最近you-tubeで観たビデオ2本の紹介です。
1953年にニューヨークMOMAの中庭に建てられた日本建築。
交戦した日米が戦後まもなく成した文化事業に驚きます。恩師の吉村順三が滋賀県の三井寺にある園城寺・光浄院を模して設計した書院建築「松風荘」です。

戦後アメリカで始まった住宅建設ブームに影響を与えるべく、MOMAが著名建築家による住宅1棟づつを2年間実物展示した。その3番目に、なぜ日本の書院造り建築が選ばれたのか。戦後の日米文化交流第1弾は不思議と興味がいっぱいです。
工事中、上棟式、展示期間中の模様が観れます。

もう1本のビデオは、その後の松風荘。MOMAの実物展示を終了した松風荘はフィラデルフィアに移築されて現存し、最新の姿が見れます。ドローンによる撮影シーンもあり。
ニューホープにあるレイモンドのアトリエや、ジョージ・ナカジマの家具工房、彼が設計した住まいの美しいインテリアも登場します。

建物と庭が一体化すると言われる書院建築はシンプルで落ち着きがあり、現代の住宅にも通ずるデザインなのでしょう。
ぜひご覧ください。

松風荘

松風荘

松風荘

松風荘

松風荘

松風荘

松風荘

※日本の建築(1955)MOMA https//youtu.be/w3UukbZmUYA
※A House in the Garden:Shofuso and Modernism https//youtu.be/ba2drsok3EM