平面図・今昔

吉村順三設計の住宅平面

久し振りに恩師・吉村順三設計の住宅平面を見つめた。
戦後まもなく、1951年に建てられた小さな住宅です。
とても質素。しかし、豊かで温かい空間がある。

現在の住宅と比較して、
貧しさと豊かさとは何か。
良質な住まいとは何か。
様々な問いかけを感じます。

各室それぞれはとても狭いのですが、空間が重なり合って繋がって、所謂ワンルーム空間になっています。
「空間が重なる」なかなか簡単ではない平面です。

コロナ禍で住まいに求められる新しい課題は何か。
豊かさを求めるだけでは良質な住まいにならない。
70年経過した、現代の住まいの新しい形を考える。
大胆で繊細に、先人の知恵を引き継ぎながら 。

吉村順三設計

吉村順三設計

吉村順三設計

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