Chez 利太郎

愛媛県大洲市森山

 

Chez 利太郎

Chez 利太郎

2年前の西日本豪雨で浸水被害を受けた大川地区の肱川中流沿いに1939(昭和14)年に醤油醸造元大石利太郎本店として、木造2階建入母屋造りが建築された。
しかし、時代の波に押され昭和30年代後半に廃業し、空き家のままでいた古民家を2016(平成28)年 地域活性化の拠点施設として地元の有志10人が「NPO法人おおなる工房」を設立。2017(平成29)年12月カフェオープン(月に一度)。
2020(令和2)年3月に1階部分の改修工事を終え、この8月に再カフェオープン(土・日・月)に至った。

その途中、2018(平成30)年7月には西日本豪雨水害に遭い、肱川が大氾濫2.7メートルの浸水を受け大黒柱にもクッキリと痕跡が残っていた。今後はカフェのほか、スコーレ(新しい知と出会う場)の活動も予定し、来年からは2階を宿泊施設として開業する予定とのことです。

建築は何度でも生まれ変わることが出来る、打たれ強い建物であるには違いない。