先日、若手設計者を対象とした設計塾(URAとは異なる)の講師をする機会がありました。月に一度、3ケ月で小住宅の基本設計をするコロナ禍によるオンライン講座です。直接対面して話をするのとは異なる不慣れと、スキンシップなしの不満もありましたが、意外な事がありました。
塾への参加者が地域限定ではなくなりました。主催地は東京ですが塾への参加が、遠くは京都、鹿児島からも可能になり、各自仕事場か自宅で移動時間と交通費ナシなしで即オンライン講座会場入りです。
また、予め事務局に送っていただいた設計案が各自のパソコン画面に表示されて拡大も可能。プロジェクターで会場の大型スクリーンに投写するよりずっと図面を鮮明に見ることが出来ます。
コロナ禍が終了すれば、直接対面する講座に戻りたいと思いますが暫くはオンラインもやむなしで利点を捜して積極的な活用が必須の様。
さて、塾での講師としてお話した内容を書くと切りがなくなりますので、参加者に幾度も繰り返して話したことのみとします。
「住宅設計。作業の8割は基本設計」
「基本設計。作業の8割は平面作り」
「設計はすべてのことに正直であれ」
「図面は一旦手放すと一人歩きする」
「悪魔のように細心に隅まで考える」
「天使のように大胆に新しい提案を」