2年半前に竣工したお宅を再訪してきました。
庭を作れるほどのスペースが取れず、道路が近い建物ですが、その分向かいの施設の借景がきれいなところです。
常緑の生け垣があり、そして多くの桜の樹があります。
まだ五分咲き程度の咲き具合でしたが、充分に華やかさが伝わってきます。
リビングの床に座り、咲き競う桜を眺めていると、なんとも贅沢な気分になります。
訪れた日は、陽がさしたかと思えばいきなり大粒の雨がガラス窓をたたき、一時はあられになるという目まぐるしい天気の一日。
以前学校帰りの小学生が、道路より30センチ程高い敷地に入り、出窓のガラス戸をトントンと叩いて驚いたことがあるというお話を伺いました。
少々困りながらも、街になじんでいることを喜んでいるように感じました。