京都市
東洞院通りと六角通りの交差するところ。傾きかけた町屋の1階、暗く雑然とした作業場のある昔ながらの自転車屋さんでした。ごそごそと工事が始まり、気が付いてみるとおしゃれなカフェに変わっている。しかも自転車屋は営業を止めることなく、出来上がりもとてもうまく共存しています。
角地のコーナー部分を大きなガラス窓として、きれいな版築と塗床の物販カウンターが街角に華やかさを演出しています。壁にはトレードマークの自転車が取り付けられ、2階にはテラス席もあって京町屋らしい小空間を楽しむ工夫が見られます。
夜、版築カウンターと塗床が暗闇に浮き上がり、とても美しい。素晴らしいリノベーション事例です。