市川の家 上棟とアクアレイヤー工事

以前こちらで模型を紹介した「市川の家」が昨年11月下旬に上棟しました。
従来ならば晴天が続く季節ですが、昨年は雨が多く、何度も上棟日が延期となりました。
さらに、細い道路が入り組んだ奥に敷地があり、レッカー車が入れないということで、人力での上棟になりました。
30年以上この仕事をしていますが、カタチが見えてくる喜びと、緊張は変わりません。

市川の家

そして、12月下旬、アクアレイヤーの工事が行われました。
アクアレイヤーとは床の根太間に水の入った袋を入れ、そこに蓄熱することで家全体の熱環境を快適に保つように考えられたものです。
我が家では2階の床下に入れていて、家全体が寒くなく、快適です。

市川の家は主な暮らしの場所が1階なので、1階の床下のほとんどの部分に入れています。
熱源は床下に入れたエアコンなのでランニングコストも押さえられると思います。
イゼナさんの提案で、床下の熱(温・冷とも)をファンで室内に循環させて家全体の熱環境を出来るだけ均一になるようにも考えています。

市川の家

20年前、我が家を新築する時に床暖房を検討する中でアクアレイヤーに出会いました。
熱容量の大きい水に蓄熱が出来るので35度の低い温水温度で家全体が寒くない状態に保てる事と熱源を選べる事が魅力です。