柳田國男の生家

兵庫県神崎郡福崎町

柳田國男の生家

チルチンびと春号に掲載予定の「福崎の家」の撮影で、福崎町に同行しました。現場近くには栁田國男の生家が移築保存されており、皆で見学の機会を得ました。國男は明治8年生まれ。両親と7人の兄弟と共に、9歳までをこの家で過ごしたようです。

柳田國男の生家

とても小ぶりな民家ではありますが、中に入るとどこか気品を感じます。歴史上の人物が過ごした環境が残されていると、親近感をもってその人物を感じることができます。

柳田國男の生家

通り庭にあるクドの火入れ口は板の間に面しており、現代のアイランドキッチンのよう。障子のプロポーションなどにもハッとする美しさを感じます。栁田民俗学の現地調査主義にならい、残された民家から数多くのヒントを収集したいと以前からずっと感じています。