雨水利用

私たち家族が今の場所に居を構えた26年前に比べると、廻りにあった雑木林や畑が随分と少なくなってしまいました。
それでもまだ都心に比べれば水分を含んでくれる(蓄冷してくれる)土や緑の部分は多く、熱帯夜でも窓を開ければ涼しい風が入ってきます。

また最近は地球温暖化の影響からか降る雨の量が多くなってきています。
気象庁のデータによると大雨の発生回数が増えています。

アスファルトや屋根などの人工物に覆われた部分が多い都市部で大雨が降ると、下水道では処理しきれなくなり、マンホールから水が溢れ道路などが冠水するなどの都市型水害につながります。

そのような状況から雨水を宅地内で処理するようにお願いする自治体も増えてきています。
屋根に降った雨を雨どいから下水道に流してしまうのではなく、家の敷地の中に桝を使って浸透させる、又は雨水を敷地内で貯めて植物の水やりに使うなどがその方法です。
そもそも、家の周りをコンクリートなどで固めてしまわず、土や植栽、浸透性のあるものを利用することも大事です。
ヒートアイランド現象や都市型水害を減らすためにも、一軒一軒がこのようなことを考えて家をつくっていく事は大切なことだと考えます。
(雨水浸透桝は敷地の状況によっては使えない場合もあります)

手作り雨水槽

写真は我が家の手作り雨水槽。廃材の桧の浴槽を利用しています。