河内の屋根付き橋(田丸橋)

愛媛県内子町

河内の屋根付き橋

この橋は田丸橋といい、杉皮で葺いた屋根付き橋です。幅2m、全長15m、橋桁を両岸から斜めに渡した木材で支え、橋脚を省いた構造です。これは昭和18(1943)年、洪水で橋脚に流木がからまり流失した経験から、地元大工の工夫で河川をふわりとまたぐ姿になりました。

昔は、生活道と物産の倉庫も兼ねており、往事の暮らしぶりを偲ぶ貴重な遺産となっています。地元住民により再建されて以来、今も田丸橋保存会によって大切に管理されています。なお、平成21(2009)年、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」のテレビドラマ化でロケ地となった屋根付き橋です。(説明板より) 
石畳地区に向かって川沿いを上って行くと、語りかけてくるのが、この屋根付き橋です。