桂離宮

京都市西京区

桂離宮

 

伊藤さんのブログに反応。かつて訪れた際のスケッチ帳を開けてみました。伊藤さん、便乗ブログで失礼します。<(_ _)>

2004年7月、天気が良く暑い日だったことを思い出します。40人くらいにグループ分けの後、宮内庁の方が先頭と最後尾に付き、回遊庭園をぐるりと案内してくれます。説明ポイントが決まっていて、興味のあるところで立ち止まることはできません。時間が決まっていて、ほぼ最後尾の方に促されるように進むことになります。そんな中、あわただしくスケッチしたのを憶えています。

上の断面スケッチは「笑意軒」。深い濡れ縁が回遊の池に面し、そこからアプローチします。北面の土間、濡縁は暗く、座敷の奥には明るい開口部があり、田んぼの景色が広がっていました。感じたことをコメントとしてスケッチの中に記しています。

笑意軒

 

よく紹介されることのあるカットです。柱の見える真壁ですが、かなり線を消すように考えられているようで、すっきりと軽やかな印象です。隣接の田んぼの緑がほんのり暗い室内に鮮やかに切り取られていました。引き分けられて残った開口のプロポーションがこれまた美しい。

最近、あまり行けていない建築スケッチ探訪。そーだ、まだ行けていない修学院離宮に行こうと思います。