千葉県成田市 木下邸

大野正博(DON 工房一級建築士事務所)

ここにずっといたくなる―
そんな愛着が生まれる、中庭のある家

南道路。南北に長い敷地で、間口は北に向けてせまくなる。北の遠方に景色があるが、1階からは望めない。
南に景色がないわけではないが、銀行の屋根越しの景色。ピロティ上のデッキは一部物干し場。
東は3階建ての旅館。とりあえずそこからの視線はカットしておかなければならない。
西は古い隣家で、ビルになるか駐車場になるか、いずれにしろ視覚的に防御しておく。
設計方針は、道路の騒音を避け北の景色を愛でること。そのため2階リビングで北向きの家となった。
通風と採光のための中庭は、外部からの視線がないため、風呂庭を兼ねている。

延床面積 197.37㎡(1階82.13㎡<ピロティ含む> 2階111.93㎡<デッキ・バルコニーを含む> 屋上 3.31㎡)
敷地面積 196.25㎡
設計 大野正博(DON 工房一級建築士事務所)
施工 秋葉建設
造園 秋山広道/広風苑
構造形式 木造在来構法
主な外部仕上げ 屋根=ガルバリウム鋼板タテハゼ葺き
軒天井=Jパネル現し
外壁=サイディング既製品・レッドシダー(無塗装)
主な内部仕上げ 天井=Jパネル現し
壁=フェザーフィール
床=杉フローリング板(岡部材木)