春分・桜始開
設計する時には「綺麗な壁」を作ることを意識しています。
綺麗な壁とは仕上がりのことでなく、物事の背景になるような壁のことです。
絵を飾る背景であったり、暮らしを飾る背景であったり。
さて、「鷹の台の家」ではそんな綺麗な壁を二面設けることを意識しました。
・絵を描いたり工作が大好きな子供達の作品を飾る壁(造り付けソファーの背面の壁)。
・映画を見ることが大好きなご家族の、大きな画面で映画を楽しむための壁(画面の余白となる壁)。
綺麗な壁は、ご夫妻がお持ちのお気に入りの絵を飾る壁にもなるでしょう。
また、テレビ画面よりもっと大きな映像を映すスクリーンとしても変化するでしょう。
今度訪ねる時はどんな壁になっているのか楽しみです。
きっと新しい作品で埋め尽くされていると思います。
「鷹の台の家」(東京都小平市)
施工:大丸建設
設計:木下治仁建築設計事務所