滋賀県大津市栗原
全国的に好天予報の先日、琵琶湖の西に位置する比良山に登ってきました。2月初旬とは思えない陽気。眺望の良い、権現山からは琵琶湖の湖岸、それに続く集落がくっきりと見えます。
目の前に広がる琵琶湖を見て、日本一の大きさを実感します。「淡海」から転じて「近江」になったことからも湖というよりも海に近いイメージです。
権現山から山麓集落の栗原へ下山し、ゆっくりと集落の中を歩くことができました。西に比良山、東に琵琶湖。川や丘などの地形をはじめ、集落の道路、神社、並木など目に映るいろいろなものが、その両方を結ぶように位置付けられているように感じます。
単体の建築設計においても、それを取り巻く大きな環境のことをいつも考えていたい。民家のもつ魅力はそのあたりに根源があるように思えます。