経年変化を楽しむ素材

建具屋さんに造ってもらった我が家の玄関ドア(写真左)
素材は米松です。
外部用の浸透タイプの自然塗料を新築時と10年後に塗ったのみです。
この木の色褪せた感じが好きです。

玄関とポーチの床は「ソイルセラミックス」というタイル。(写真右)
陶磁器のように焼いていないので土そのものの質感が残っています。
風雨にさらされたポーチ側はいい風合いになり、夏になるとイヌの寝場所になる玄関は艶が出ています。
残念ながら廃番です。

 

アルミの玄関ドアやタイルが本物の木や石と区別がつかないほど精巧にできています。
対候性が高く、いつまでも朽ちることのない自然素材の風合いのある素材をみると日本の技術の高さを感じます。

それでもわたしは年を経るごとに変化する素材が好きです。
傷や汚れを受け入れてくれるおおらかさが自然素材にはあります。
育てるように定期的に手入れをしながら素材の経年変化をこれからも楽しみたいと思います。