鉄と鉄の違い?

立冬・山茶始開

日本と欧州では鉄の原料が違います!?
先日、溶接のことで興味深い話しを聞きましたので、今回は螺旋階段のことではなく、溶接のことについて。

日本は再利用された鉄が多く使われるの対し、一方、欧州は鉄鋼石から作られた鉄が多く使われるそうです。
その原料の違いが、熱の伝わり方の差になり、溶接の仕上りに現れてくるというから面白いです。

以前、「イタリアの古い自転車は溶接も美しいんだよ」と話してくれた方がいました。
その時は、高級車で培われた溶接技術が活きているのだとばかり思っていましたが、どうやら技術だけではないようです。

ところで、建築の溶接では美しさも大事ですが、強度を保つことが第一です。
今まであまり気にしてこなかった事なので、機会があれば職人さんとも、溶接について話してみたいと思っています。

さて、この螺旋階段の溶接はどうなってるのやら。
気になるところです。
撮影したときは気にもしていなかったので。。。

神宮の家

「神宮の家」(名古屋市)
施工:エコ建築考房
設計:田中敏溥建築設計事務所(担当/木下治仁)