近代産業遺産を訪ねて

近代産業遺産

近代産業遺産

佐渡の相川北沢地区に、かつて鉱山の近代化に貢献したとされる施設が遺されています。
その中でも、高低差を利用して造られた「北沢浮遊選鉱場跡」と「50mシックナー」は見るものを圧倒する迫力がありました。
昭和初期には当時東洋一の規模と言われ、月間5万トン以上の鉱石処理が可能だったと言われています。
かつて存在した木造の上屋部分は無く、コンクリート部分だけが残っていますが、脆くなったコンクリートが崩れ、中から錆ついた鉄筋が現れているところも多く見られます。
割れ目など全体的に植物が浸食し、古代遺跡を彷彿とする様相はさながら「ラピュタ」。

近代産業遺産

近代産業遺産

中に入ることはできませんが、意外と近くまで近づくことができました。