まちかど建築でタイムスリップ no.2

引き続き大阪市内です。

大阪倶楽部/大阪市中央区今橋
設計:片岡建築事務所(安井武雄) 建築年:1924年(大正13年)

大阪倶楽部

初代会館が消失後すぐに現会館が建設されますが、建設途中に関東大震災があり防災上の再検討がされました。大阪大空襲では爆弾の直撃を免れ、「防災上の再検討」が功を奏してか、延焼被害も受けることもなく現在に至ります。
建築意匠については「南欧風の様式に東洋風の手法を配した建築は、安井武雄の”自由様式”の代表作とされる...」(創立100周年記念銘板)。なるほど、 階段室の外側に張り出したテラコッタの意匠が大阪ロマネスクを謳っているようです。

大阪倶楽部

玄関脇の石柱には摩訶不思議な生き物が。現在の安井建築事務所の方にも何をモチーフにしているか判らないようです。