愛媛県喜多郡 安川邸

永見進夫

内子の町並みになじむ黄漆喰壁の外観。屋根には淡路瓦。焼き杉縦張りと漆喰の美しいコントラスト。うだつは建てかえ前のものを再現。窓の格子にも内子らしさが見える。玄関土間から続く廊下は木をふんだんに使った和の空間に、やさしい光が差し込む。玄関とその脇の和室は、2010年まで営んでいた書店の店舗部分だった。

永見進夫

姉宅の後ろに弟の家夫妻の家が建つ。家族の生活の中心であるリビングスペースは、吹き抜けからもたっぷり光が入る気持ちのいい空間。リビングの窓を開放して濡れ縁と庭を見る。庭の金木犀は姉弟が子どもの頃から変わらずそこに立つ。 

 

延床面積 158.10㎡
敷地面積 166.05㎡(1階84.83㎡ 2階81.22㎡)
設計 永見進夫、西渕工務店一級建築士事務所
施工 ㈱西渕工務店
構造形式 木造軸組
主な外部仕上げ 屋根/淡路瓦
外壁/漆喰
焼き杉/軒天井=杉板
主な内部仕上げ 天井・壁/土佐和紙貼り
床/杉板