風景のなかの建築 no.7

奈良県天理市丹波市町

天理市丹波市町

江戸中期、丹波市町は古道である「上ツ道」に沿って大いに発展し、今も長い歴史を感じる町並みが続きます。自動車用のバイパスが別にあるお陰で、自転車で町並みをゆっくり楽しみながら走ることができます。途中、現れる吹きさらしの納屋のような建物。

天理市丹波市町

ここは旧宿場町でもあり、旧市場でもあった場所。100mほどの範囲の道幅が広くなっています。定期的に市場が開かれ、その際、この屋根だけの建物もしっかり機能したことでしょう。大変な賑わいの美しい風景が建築と共にあったことが想像できます。