広島県 人を生かし、風土を生かす家づくり 雑誌「チルチンびと」66号掲載
4/4

特命で公民館などの公共事業もいただいてきましたが、入札になり、それもなくなりました。伝統を守るだけでは生業にならなくなったんです」。そんな厳しい現実を語りながらも、「同じ図面であれば、どこの工務店よりもよいものをつくる自信はあります」と語気を強める。  また、「全社員が、大工です。朝8時には現場で仕事を始め、勤勉にやってくれます」と、坂田会長は11名の社員大工が可愛くてしようがないようだ。  地域を支えてきた宮大工工務店の、再生と発展を期待してやまない。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です