雑誌「チルチンびと」別冊44号掲載 埼玉県 ㈱小林建設
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小林建設発祥の地・児玉町に 地元の木で建てた モデルハウスを  埼玉県と群馬県で年間約40棟の木の 住まいを手がける地域工務店・小林建 設。これまでモデルハウスとしては、 群馬県高崎市に「陽栖 高崎展示場」、 埼玉県本庄市に「eco shop ひのすみ か(本庄展示場)」を展開してきた。 同社の小林伸吾社長は「次にモデルハ ウスを建てるときは、埼玉の地域の木 を使い、地域の職人の技で、当社の核 となる建物をつくりたいと考えていま した」と語る。  その新たなモデルハウスの建設地と しては、祖父母の代から小林建設と縁 のある児玉町の本社敷地内を選んだ。 八王子と高崎を結ぶJR八高線の児玉 駅の目の前という立地だが、人口約2 万人の小さなまちは、地方の多くのま ちと同様、商店街がすたれるなど元気 をなくしつつある。「この場所は祖母 の実家で、当時地場産業だった瓦工場 を営んでいた土地。祖父が児玉町で大 工の仕事を始めて、父と私はここで生 まれ育ちました。疲弊しつつあるふる さと・児玉町に元気のいいところを見 てもらいたいという思いもあって、新 しい展示場はここに建てようと決めた んです。だからこそ、地元の素材と技 を生かして、洗練されたデザインで建 通りから見た「コバケンLaBO」。庭を挟んで左手の煙突のある小屋にピザ窯が見える。

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