雑誌「チルチンびと」別冊36号掲載 群馬県 ㈱オオガネホーム
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6 1棟1棟に「えこひいき作戦」 無垢材、漆喰など自然素材での家づくりにこだわって20年以上になります。日本の気候風土や暮らしには、やっぱり昔から使われてきた日本の自然素材が合う。その考えは当初から揺るぎません。一生ものの丈夫な「百年躯体」がモットーで、素材にもこだわります。「迷ったら良いほうを選べ」が当社の合言葉。目先の採算よりも、長い目で見てお客さまに喜ばれる家をつくりたいからです。  吹き抜けにして天井を高く、間仕切りはできるだけ外す――これも20年以上前から続けている提案です。細切れの個室に住むならホテルがある。家では体も心ものびのびしたいのではないでしょうか。仕切りの少ない間取りだと互いに不都合な場合もあるだろうけど、そこを譲り合いながら暮らしていくのが家族であり、住まいだと思うのです。  当社では「えこひいき作戦」を実施しています。あるお宅で若い大工が2歳のお子さんに合う椅子をつくり、とても喜ばれました。そんなふうに職人一人ひとりが「この家にこれをしてあげたい」を自分で見つけて実行していく作戦です。そのために相手をよく知ろうと、職人はお施主さんと積極的に話をしています。でも、家づくりに真剣だったり、現場で声を掛けてくれたりといったお施主さんの人柄があってこそできる作戦。お施主さん、職人の両方に恵まれているとつくづく思います。

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