雑誌「チルチンびと」別冊36号掲載 群馬県 ㈱オオガネホーム
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2 生活しながら 命の洗濯  外は雪景色。が、それを完璧に忘れてしまうほどT邸は暖かい。家のどこにいても、温度差があまりないのもいい。「薪ストーブだけで足りるかしらと心配したんですが、全然平気。冷え性なのに、最近はタートルネックを着なくなりました」と奥さま。  T邸では壁・床・屋根に羊毛断熱材、窓に木製ペアガラスサッシを使い、床下には調湿効果の高い炭を敷き詰めているので、それらの相乗効果もあるだろう。奥さまは「夏は逆に室内のほうが外より涼しいですよ」と話す。  ちなみに薪ストーブは奥さまの要望。ご主人のリクエストは和室で、杉無垢板の天井を指さして、「これはオオガネさんの建てた住宅で見て気に入った仕様。ウチでもお願いしました」と満足げだ。  オオガネさんとは同邸を手掛けたオオガネホームのこと。14年前、夫婦で同社の完成住宅を見に出かけたときに、奥さまが一目惚れしてしまったという。5年ほど前、家を建てることになり、その 〝恋〟が実ったわけだが、ご主人も「直感的に合うと感じました」と話す。新居も「こんなに自分たちに合う家ってあるのかと思うぐらい、住みやすいですよ」  住みやすさは綿密な打ち合わせの賜物と推察したのだが、「あまりしてないん

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