築17年の桧板を使った浴室

「湿気のある浴室に無垢板を使う⇒カビが生える、手入れが大変」というイメージから、浴室の仕上材に無垢板を使うことをあきらめている方も多いのではないでしょうか?
実はそんなことはないのです。

先週のブログでも紹介しましたが、中村の自宅では桧の無垢板を浴室の壁と天井に使っています。桧板なので塗装はしていません。
先日撮った写真がこちらです。今年の8月で築17年が過ぎました。
壁・天井ともにほとんどカビは付いていません。

築17年の桧板を使った浴室

そうは言っても自然素材ですから部分的にカビで黒ずんでしまった部分もあります。
シャワー水栓の廻りと出入口の扉の枠の下部です。

築17年の桧板を使った浴室
掃除は苦手なので、丹念に毎日浴室の掃除をしている訳ではなく、板の部分は年に1回雑巾で水拭きするくらいです。逆に床と腰壁のタイルのほうが掃除は大変で重曹でごしごし洗っています。

浴室の仕上げ材に無垢板を使うためには、乾きやすい浴室をつくることが必要です。
乾きやすい浴室は風通しがよいことが絶対条件です。
できれば大きな窓をつくり、ガラリ雨戸を付けると夜でも留守にする時でも風を通せます。
ガラリ雨戸は入浴時の目隠しにもなります。
出入口の扉も引戸にすると開け放ししやすく、良いでしょう。
南側に浴室が作れるとより乾きやすく気持ちのいい浴室になります。

築17年の桧板を使った浴室

次回はカビないための暮らし方の工夫をご紹介します。